オピニオン

我が愛しの浦和高校

押忍!Naoです。

先日ふとネットサーフィンしていたら、思わず胸熱な本を見つけてしまいました。

その名も「埼玉県立浦和高校」。

筆者は元外交官で作家の佐藤優氏。彼はタイトルの埼玉県立浦和高校の卒業生。

そう僕の高校の先輩です。

在校当時から変な学校だったな~と思ってましたが、高校卒業後、大学にて全国津々浦々からやってくる同級生の高校の話を聞くにつれて、その疑念が確信に変わっていったのを覚えています。

今回は我が愛しの母校に関する書籍が出版されたことを祝して、ここが変だよ浦和高校を勝手にご紹介したいと思います。

 

 

1.入学式。応援団による校歌指導という名の愛の鞭

 

志望校合格の余胤に浸っていた3月のある日、来月から新たな生活を始める浦和高校から一通の封筒が届きます。

中身は、浦和高校校歌の歌詞がプリントアウトされた用紙と校歌が録音されたCD(時代を感じますね笑)。

そして、入学前に校歌を覚えてくるようにとの御達示。

春の陽気と志望校合格に気が緩んだ筆者は、別に入学生みんなで歌うし適当でいいよな~なんて本気で取り組まなかった結果、後で血を見ることになります。

来る入学式。

形式的な校長の祝辞、新入生の挨拶etcが終わると、何やら空気が一変。ピッりとした空気が流れます。

そして、突然以下の放送が流れます。

「男の挨拶は押忍である」

放送が流れると間髪いれずに、時代遅れの長ランに身を包んだ3、4名の集団が竹刀を体育館の床に叩きつけながら現れるではないですか。

長ラン集団はどうやら応援団の模様、彼らがこれから浦和高校の校歌を指導するとのことです。

団長とみられる男が、おもむろにマイクを手に取り「◯年□組△番、立て」と一言。

新入生がざわつく中、指名された当事者がどうすれば良いのか困惑していると、長ラン集団は竹刀を叩きつけながら指名された新入生のところに一目散に駆け上がり、校歌の一番を直ちに歌えと怒鳴りつけます。

状況がようやく飲み込めてきた新入生は必死に歌い始めますが、緊張と羞恥心そしてそもそも筆者のように校歌を覚えてきてこなかったので、とちり続けますが、その都度長ラン集団から「なんで歌えねーんだよ!」とか「聞こえねーぞ!!」などの怒号が飛びます

その光景は地獄絵図。

次の指名のコールが入る時は、僕は指で十字を切って自分の番号が呼ばれないことをただひたすら願っていました(筆者は小心者なんです)。

緊張と恐怖の2時間(くらい?)だったのですが、中にはまるでコントのような

やりとりも行われていました。

応援団「なんで歌えねーんだよ!」

新入生「CDを聞くことができませんでした」

応援団「なんで聴けねーんだよ!!」

新入生「家のラジカセが壊れてました」

応援団「なんでラジカセが壊れてんだよ!!!」

新入生「うちの猫が悪さをしてしまいました」

応援団「・・・」

ちなみに筆者は念が通じたのか指名されずにすみました。

 

2.別名浦和高校スポーツ科

 

一応県内トップの進学校なのですが、尚文昌武(文を尊び武を盛んにする)という校訓の元にまるでスポーツ科のように年柄年中スポーツイベントがあります。

新学年が始まって間もなく開催されるのが、「新入生歓迎マラソン」です。

普通の学校ならば、歓迎パーティーだとか学芸会とか祭りとかやるんだと思うのですが浦和高校はマラソンです汗

新緑の実る五月某日に埼玉県の某所にて、10kmにも及ぶマラソン大会が開催されるのです。

このイベントを皮切りに、ほぼ1ヶ月に一回程度のペースでスポーツイベントが開催されていきます。一応俺進学校に入学して勉強をしに来たんだけどな・・

体育祭。男子総勢1200名が、黄色い声援が皆無の状況でひたすら汗にまみれます。

余談ですが筆者は騎馬戦の最中にドサクサに紛れて短パンを脱がされお尻を触られました。まあ男子校ですからね。

臨海(界)学校。新入生が茨城県某所にて行う遠泳大会です。

400名の新入生が一年生の印である赤い水泳パンツ(※通称赤パン)を着用し、1500mに及ぶ遠泳を行う姿は近隣の市民からはなんとも異様に映ったことでしょう。しかも遠泳の掛け声が「エ~ンヤコ~ラ」。

巷では、男塾名物「大海島巡り」はこの臨海学校をモデルにしたとかしないとか(※嘘です)

古河マラソン。数ある浦校のスポーツイベントの中でも狂気の沙汰とは思えないのがこの通称古河マラと呼ばれる強(狂)歩大会です。

埼玉県の浦和に置する学校をスタート地点にして、茨城県の古河市を目指してひたすら歩く(走る)というイベントです。

その距離およそ52km(!?)。そう、オリンピックのマラソンよりも走行距離が長いのです泣

10kmごとにチェックポイントが設置されており、時間内に通過できない場合は強制終了となるのでみんな必死です。完走できなかったものには不名誉な「ヘタレ」の称号がその後一年つきまとうのです。

ゴール地点近辺の利根川河川敷の、足が限界に来ており意識が朦朧とする中でそれでもゴールを目指す数百人の学生の姿は、どんな青春映画にも勝る感動的な光景でしょう。

スポーツ大会。上記のイベントの合間合間にバスケ、バレーボール、水泳、柔道、サッカーなどなど数々のスポーツ大会が催されます

その中でクライマックスとなるのが1月に行われるラグビー(羅惧美偉)大会です。

年末年始の冬休みの時期にも自主的に学校に向かい、ラグビーの練習に励みます。

そして、迎える本番は大学入試センター試験の直前。もちろん三年生にもこのイベントへの参加義務があります。

狂気の沙汰ではありません汗

ちなみに知人のAくんは、3年生の時このラグビー大会に命をかけており、直前の練習中に大怪我をしてしまったためセンター試験を諦めるという男気を見せたとのこと(いや優先順位がおかしいだろ!!)

確認のためもう一度言いますが、浦和高校は進学校です。

 

3.この世の楽園、男子校

 

童貞率の高さと学力の高さは比例するという法則がこの世の中にはあります。

我が母校の浦和高校はこの法則の実証実験に最適でしょう。

男子校である浦和高校では、女性と触れ合う機会が極端にありません

調査によると、5割以上の浦校生が高校三年間で女性とまともに話した機会は、母親か姉または妹としかないということが実しやかに囁かれています。

我が母校の浦高と最寄り駅を同じとする浦和市立高校(共学)というものがありますが、そこの女子の制服がこれまた可愛い!!

おそらく9割以上の浦高生が朝通学時に、北浦和駅から無意識のうちに浦和市立高校の女子高生について行って、はっと浦和市立高校の正門で我に返った経験があるのではないでしょうか。

そんな普段若い女子高生と接する機会のない浦高生にとって、年に二回、チャンスが巡ってきます。

その一つが浦高祭、いわゆる学園祭です。

各クラス必死に頭をひねって、いかに女子高生を呼び込む出し物を作れるか考え抜きます。

ネットから拾ってきて画像ですがご覧ください。これを考えた後輩を、先輩として誇りに思います。

そして、湘南浦高定期戦。これは神奈川県にある湘南高校と行う定期戦なのですが、定期戦なんて浦高生にはどうでもいいのです。

我々が気にするのは湘南高校の女子生徒だけなのです。

そう、湘南高校は共学なので、我々男子校の学生たちはここぞとばかりに日頃触れ合う機会のない女子高生との交流を楽しむのです。

 

我が愛しの浦和高校

 

以上、いかがだったでしょうか?

冒頭の佐藤優氏が「社会に出て何度かピンチに陥るたびに、私は浦高で培った「力」に助けられた」とおっしゃっていました。

僕も考えてみれば、あの変な高校で過ごした3年間は今振り返ってみると非常に貴重な時間だったと思います。

今回の記事は少々ネタの側面に走ってしまいましたが、それでも浦和高校の魅力が少しでもわかってもらえたら幸いです!!