語学学習

中年のための語学攻略法

Hola!!

グアテマラにスペイン語留学中のNaoです。

30代中盤に突入し、親戚や友達の子供からもちらほら「おじさん」と呼ばれるようになりいわゆる「中年」と呼ばれる年齢になってきましたが、この年になって2つ目の外国語である「スペイン語」を学び始めました。

英語だけでも一苦労したのに、記憶力も落ちてくるこの年になってスペイン語なんて覚えられるの?ましてや動詞の活用も多いのに??なんて叱咤激励も頂きましたが、結論から言うと英語よりも習得の速度は全然早いです。

スペイン語を本格的に学び始めてちょうど一ヶ月経ちましたが、感覚的に言うと一ヶ月で英語の義務教育で言う中学1年半分を習得し終えた感じです。

まるで精神と時の部屋で修行したような感覚でしょうか。

これは、既に英語の習得を通じて外国語学習のプロセスをなんとなく感覚的にわかっていることが大きいかと思います。

巷では、人間の脳は30歳までは新しいことを憶えるのに適しており、30歳を過ぎてからの言語習得は難しいやらなんちゃら言われているようですが、個人的にはネイティブレベルを目指さない限りは、認知能力の高い今の方が全然習得速度が速いと思います。

今回の記事では、筆者の過去の英語習得の経験と現在のスペイン語習得のプロセスから考えた中年のための最短での語学習得法をシェアしたいと思います。

 

1.習得したい言語でその文法を一通り学ぶ

 

学習当初から、まだ全然理解していない言語でその文法を勉強しても何をいっているのかわからないから時間の無駄じゃね??

という意見がありそうですが、そんなことはありません。

というのも、中学・高校にて6年間英語の文法を学んだのに、卒業旅行先の韓国において可愛い現地の女の子にとっさに英語で話しかけられたの時に反応できなかったという悲しい出来事がありました。

この経験から、英語の文法を日本語で学び、定期テストのために和文英訳・英文和訳といった学習方法をひたすら行った弊害として、いちいち頭の中で「日本語→英語」と変換作業が行なわないと英語を話せない状態になってしまったという危機感を覚えました。

その後、フィリピン人とのオンライン英会話やアメリカへの留学(語学留学ではない)を通して今ではなんとか英語をそのまま英語で認識して会話をすることができるようになりましたが、矯正に苦労しました。

その苦い経験があるからこそ、今スペイン語の文法をスペイン語で学んでいます。

最初はそれこそ何を言ってるのかわかりませんでしたが、2週間もすれば何となくわかってきます。

またボーナスポイントとして、英語とスペイン語は同じインド・ヨーロッパ語族に属しており、文法の構造も何となく似ているので、英語の文法を義務教育でしっかり学んでいれば、スペイン語の文法を理解するのは比較的容易です。

 

2.日本語で「しっかりとした発音」を学ぶ

 

中学・高校で6年間英語を学んだのに、いざ外国人と話そうとするとなかなかこちらの英語が通じない大きな原因は、中・高で身についてしまったカタカナ英語にあります。

このカタカナ英語を放置したまま、英語学習を継続してもいつまでたっても外国人と会話をできるようにはなりません。

そのカタカナ英語の矯正のため、フォニックス(Phonics)という音と文字の関係性を学ぶ素晴らしい音声学習法があります。

なんで日本の英語教育でこのフォニックスを教えないのか謎で仕方がありませんが、英語が通じず苦労している方には是非これをお勧めします。

また、発音を学ぶ際にはその言語のネイティブよりも、その言語を高いレベルで習得した日本人に教えてもらうことをお勧めします。

これは自分が日本語を外国人に教えている場面を想像してもらえればわかるかと思いますが、日本語の「りゃ」の音をうまく説明できますか?

つまりその言語のネイティブは、その音を感覚的に身につけているので中々うまく説明できません

それに比べて、苦労してその言語を習得した非ネイティブの日本人は、自分と同じような問題を過去に抱えており、それを克服してきた経験があるので、その攻略方法をうまく言語して説明することができます。

従いまして、発音はその言語をマスターした日本人に学ぶのが最も効率がいいと思います。

ちなみにスペイン語の発音はローマ字読みでほとんど通じるので、英語に比べて日本人には優しい言語です。

 

3.1と2の土台ができた上で、習得したい言語のネイティブと会話を行い、間違いを徹底的に矯正してもらう

 

一通りの文法知識と正しい発音の基礎が出来上がって上で、ようやくネイティブとの会話レッスンです。

この過程で、プロのネイティブ講師から発音や文法、語彙のミスを徹底的に矯正してもらいます。

また、忘れてはならないのがその言語の論理構造やマインドセットです。

例えば、英語に関して言えば、「主張・理由・それを裏付ける例・再度主張」という論理構造を一般的に取り、日本語の論理構造とは異なります。

加えて、これは国によっても異なりますが、例えばアメリカでは他人が会話をしている最中でも、自分に意見があればどんどん割り込んでいくマインドセットが必要となってきます。

こうした要素を学ぶためにも、その言語のネイティブに学ぶことが必要になります。

 

4.アウトプット作業である3の「話す」をメインに「書く」ことと、「聞く」・「読む」のインプットを同時進行で行う

 

言語は大まかに言うと、「話す」「書く」のアウトプット部分と「聞く」「読む」のインプット部分の合計4つの部分から成り立っているので、その習得もこれらを満遍なく行うことが必要となります。

言語習得の最終目的は「話す」ことなので、これを軸にして「聞く」「読む」「書く」の順で補っていくというイメージでしょうか。

「聞く」「読む」トレーニングのコツとしては、自分の現在の実力では少し難しいなと思う素材を選ぶのがコツです。

簡単すぎると負荷がかからないし、難しすぎても頭に全く入ってこないので、「ちょっと難しいな」と思うものを選ぶのが経験上オススメです。

 

5.あとは「話す」・「書く」のアウトプットと「聞く」・「読む」のインプットをバランス良く繰り返す

 

あとは、4でできた学習のサイクルを永遠に繰り返していくだけです。

この繰り返しがポイントで、巷に溢れかえる「1週間で英語がペラペラになる方法」みたいなものはありえないため、言語の習得には継続した勉強が不可欠になります。

また、言語の上達は線形に伸びていくものではなく、ステップ関数(下記のイメージ)状に伸びていくものなので、勉強すればした分だけ伸びていく訳ではありません。

つまり、一定期間のプラトー (「高原」の意味で,山登りをしているときに途中にある平坦な場所のこと、グラフにおける平らな部分)を経て、ある日突然上達するという性質のものなので、毎日語学を勉強して上達を感じられなくても腐らずに継続していくことが重要です。

 

まとめ

 

以上、自分の語学習得の経験から感じた中年向け語学攻略法をシェアさせて頂きました。

ポイントは下記です。

1.習得したい言語でその文法を学ぶ

2.習得したい言語の「しっかりとした発音」を日本人から学ぶ

3.その言語のネイティブとの会話を通じて、文法や発音のミスを矯正する

4.「話す」「書く」「読む」「聞く」をバランスよく行う

5.4を繰り返す

現代はテクノロジーの進化により、安価で各言語のネイティブとオンラインでレッスンを受けたり、各言語のYouTube動画やその他オンライン学習素材を無料(または安価)で利用することができる素晴らしい時代です。

こうした恩恵を是非活用して、中年ならではの効率的な言語学習を僕と一緒にぜひ!!