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アメリカでインターンシップ 後編

前回の記事の続きです。

まだ読まれていない方は合わせてどうぞ!!

マイ・インターン・イン・ニューヨーク前編

 

ビザはどうするの??

 

アメリカの大学に留学しているのであれば、すでに所有しているF−1ビザに付随して、OPTまたはCPTと呼ばれる労働許可証が取得することができます。

OPTとはOptional Practical Trainingの略で、アメリカの大学で最低9か月の学習をした後に取得の権利が発生し、これを利用することで本来アメリカで労働する権利のないF−1ビザの留学生も合法的に12ヶ月間働くことができます。(※修士課程か博士課程に進んだ場合は12か月の延長ができます。)

ただし、働く先は自分の専攻する分野に直接関係した業界でなければなりません。

まあこの辺は割と適当なんで抜け道はいくらでもあります。僕の友人のコンピューターサイエンス専攻のRくんは、システム管理者としてラーメン屋でOPTを使って働いていましたから笑

一方、CPTとはCurricular Practical Trainingの略で、簡単にいうと在学中に行うインターンシップのことです。

実は先のOPT自体は卒業後に限らず在学中でも行えるですが、仮に3ヶ月在学中にOPTで働いたとすると卒業後は残りの9ヶ月しか働く事ができずあまり有効とは言えません。

そんなケースでこのCPTを活用します。

このCPTの取得条件は、OPTと同様自分の専攻する分野に関係すること、そして自分の学部にインターンシップの授業がありそれに申し込むことです。つまり、CPT中のインターンが学校の単位の一部としてカウントされます。

日本からインターン先を見つけていくのであれば、Jー1ビザを取得することになります。有給または無給で職務研修を行うために必要なビザがJー1ビザ(インターン研修ビザ)です。

 

どんなことするの??

インターン先でのある日の一コマ

 

これは、インターン先の業界、規模によってマチマチなので僕の経験に準じて説明します。

僕のインターン先は従業員5名の小さなデザイン事務所だったので、インターンも正社員とほぼ同じような業務をさせてもらえました。

 

・ロゴデザイン

・ポスター作成

・​レストランのメニュー作成

・企業のパンフレット作成

・ホリデーカード作成

・公共施設の壁絵作成

 

などなど。

友人の話を聞いているとウェブのバナー広告をひたすら作ったり、フォトショップで写真の加工をひたすらしたり、インターンには単純労働だけをひたすらやらせるところもあるみたいですが僕はその点恵まれていました。

分野はファッションですが、こちらのブログの記事もニューヨークでのインターン事情についてよくまとまっているのでご参照ください!

海外就職の第一歩! ニューヨークでインターンする際の注意点

 

給料はもらえるの??

これもインターン先によってマチマチですね。

僕のインターン先では、月に$400の支給でした。週4日・8h/日働いていたので時給に換算すると約3ドル。。

どこの発展途上国じゃ!って感じですが、、

周りのグラフィックデザイナーの友達の話を聞いていると、最低時給10ドル、平均15ドルくらいが相場ってところでしょうか。

ただファッション業界に関してはこの限りではありません。

無給が基本で、その上長時間労働がデフォルト

まさにやりがい搾取、現代の女工哀史、いや蟹工船ですね。

先にご紹介した記事でも紹介されていましたが、この現状にブチ切れた学生たちがVogueなどを出版しているCONDE NAST「コンデナスト」を訴えたようですね笑

 

インターン後は??

冒頭でも述べたようにインターンシップは採用活動と密接に結びついており、学生の最終目標はそこで正規社員として雇ってもらう、企業側は優秀な学生を見極めて正規社員として迎え入れることです。

しかし外国人である僕は、この正規雇用採用に加えて会社側にスポンサーになってもらって労働許可を申請し、その許可がおりた上でビザを取得しなければなりません。

結論から申し上げますと、僕は無理でした泣

一般的に、アメリカの現地企業で働くために必要なビザがHー1B(就労ビザ: Non-Immigrant Visa)と呼ばれるものなのですが、年々この取得が難しくなっております。

「Make America Great Again」を標榜している某大統領の就任以降、米国民の雇用促す目的で 2017年 4月 18日、専門技能職・外国人向け H-1B ビザ審査を厳格化する大統領令に署名、大統領選挙公約である「米国第一主義」を爆進しております(恨み節!!)。

 

※参考情報

H-1Bビザは年間発給数に制限があり、65,000件プラス、大学院卒の20,000件となっています。非常に人気の高いビザで、毎年4/1に申請受付が開始されますが、5営業日内に申請数が上限に達してしまった場合、抽選によって審査する申請が選ばれることになっています。これはつまり、会社側が採用したいと思っていても、まず抽選に受からなければ審査すらされないことを意味しています。。ちなみに65,000件のうち、6,800件はチリとシンガポール国籍者に優先的に割り当てられる協定があるため、実質は58,200件となっています。

 

実際学校の友達でHー1Bをゲットした人は今のところ一人もいません、、

そこで彼ら彼女らは、アーティストビザであるOビザを取得してアメリカで働くという選択肢をとります。

これはアメリカの会社の採用通知さえあれば、あとは自分で弁護士を雇って手続きを行い、申請を行うクリエイター向けのビザの一種です。

僕も会社のボスに採用及びビザサポートを打診しましたが、書類手続きも大変で費用もかかるので難しいと言われてしまいました、、よほど突き抜けた技術やセンスを持っていない限り、少し劣っていてもビザの必要のないアメリカ人の学生を採用するとのこと、、、

 

結論

 

現在アメリカの大学を卒業してビザを取得するのはめっちゃきつい!!

狙い目として、コンピューターサイエンスの学科を卒業して、IT企業に就職が一番可能性が高いと思います。

負け惜しみですが(!)、僕はそこまでアメリカで働き続けることにこだわりがあった訳ではないので、ビザが切れたら粛々とアメリカを出ますが、どうしても留学したあともアメリカで働きたいという人はこの点を事前に熟考することをおすすめ致します。

※本記事は、2018/2/8時点のデータに基づきます