デザイン

【アメリカ留学】海外美大留学のすゝめ 。パーソンズに留学して感動した3つの仕組み

どーも、Naoです!!

本日は私事についてちょっと書かせていただきます。

僕は日本の大学で経済学を学び、日本の会社で8年間営業・マーケティング・生産管理のお仕事をした後に、脱サラしてグラフィックデザイナーになるためにアメリカの美大に留学しました。

三十路をすぎた後で、それまでに学んできた分野とは全く異なる道に進むということで、当時学校選びは慎重に行いました。

どうせ学ぶならトップレベルの学校で学びたい!

学校だけではなく日常生活からもインスピレーションが得られる環境に身を置きたい!!

様々なバックグラウンドを持つ学生と議論して、刺激をもらいたい!!!

ニューヨークの美大、パーソンズとは??

このような基準を元にリサーチをした結果、Parsons School of Design (以下パーソンズ))に身を委ねることを決断しました。

パーソンズは、どちらかというとデザインよりファッションが有名でマークジェイコブスやトムフォードなんかを輩出しておりますが、グラフィックデザインの分野でもアメリカでは有名なポールランドを輩出するなど優れたデザイン教育を行っています。

僕の場合、30代のおっさんが今更学部から入りなおしてティーンの若者と一緒に授業に参加するのは拷問に近かったのでAASプログラムと言う制度を利用しました。

4年制大学卒業者が募集対象で、日本のバンタンデザイン研究所の運営する単位互換プログラムを日本で受講し、その後パーソンズにて最短1年間の留学(僕は1.5年)できるというプログラムでまさに門外漢の僕には打ってつけの内容でした。

今回は、そんなパーソンズでの学生生活で感じた3つの優れた仕組みを紹介したいと思います!!

議論、プレゼン1000本ノック

まず、前提として僕は日本の美大の教育を受けたことがありませんのでそれについてのツッコミはなしでお願いします汗

パーソンズの授業はおおむね、課題提示→リサーチ→アイデア出しスケッチ→プロトタイプ作成→修正→完成の流れで進みます。

このサイクルのどの工程においても、プレゼンを行い、それに対して教師、クラスメートとの議論が発生し、相手が納得できるように論理立てて説明をしないといけません。

例えば、「このデザインのここをこうした理由はなぜか?」と問われ、「なんかいい感じだと思ったから」なんて行った日には、授業を追い出されますね。

逆に、作品がショボくてもプレゼンが素晴らしければうまくいくことがあるというのが面白いところですね。

こうしたプロセスをいやという程繰り返すので、自然と自分のデザインを論理立てて説明するスキルがつくのは素晴らしい仕組みだなと思います。

日本の大学のように教授の講義を一方的に聞くようなスタイルとは真逆なので、最初の頃はヒーヒー言ってましたが、、

「芸術の一般社会への応用」という理念

デザインとアートの違いはなんでしょうか?

みなさんそれぞれお考えをお持ちだと思いますが、僕なりの答えは「アートは自己表現、デザインは問題解決」だと思います。

したがって、いくら見栄えが良くてもオーディエンスの問題を解決していないものはデザインと呼べません。

パーソンズは「芸術の一般社会への応用」を教育理念として掲げてますが、まさに美しさや視覚効果などの芸術的要素をうまく活用し、一般社会の様々な課題を解決するというマインドを徹底的に鍛えてくれます。

それが如実に現れているのが、課題提示→リサーチ→アイデア出しスケッチのプロセスになります。

パーソンズに入る前は、デザイナーは、例えばポスターを作って欲しいと依頼された時に、パッと頭に浮かんだイメージをひたすら形にしていくものだと思っていました。

しかし、お題を与えられ、その背景、クライアントの歴史、理念、所属する業界分析、競合他社分析、さらにマクロの時代の流れを把握した上で、その課題を解決するために最適なアプローチ(ここでは、書体、構成、コピー、空気感を指す)を取らないと、一般社会の課題を無視したデザイナーのマスターべーション的なデザインができてしまうことを嫌という程学びました。

世の中には、このマスターベーション的なデザインがはびこってますが、自分もこのダークサイドに落ちないように日々気を引き締めていきたいと思います!!

様々なバックグランドを持つ仲間

上の2つがヘビーな内容になってしまったので最後は簡単に、、

パーソンズは留学生も積極的に受け入れていて、世界各国から学問を学びにきております。

また僕の所属したAASプログラムは、僕のようにそれまでデザイン教育を受けたことのない学生を大勢受け入れるているので、政府機関で働いていたり、料理人をやっていたり、作家をやっていたり様々なバックグランドを持つ学生が所属していました。

よって、通常の学部の学生と比べて視点や考え方が独特な人が多かったので、多様なデザインに触れることができたという意味で大変有意義であったと思います。

個人的にイノベーションは、今まで全く別のものとしてみられていた技術や分野を組み合わせることによって生まれと思っているので、こうした多様性を確保した環境は非常に重要だと思います。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか??

いつもの記事より少々熱の入った内容となってしまいましたが、もし海外の美大にいくことを検討しているあなたの背中を押せることができたら幸いです!!

近年、巷ではデザインシンキングなる言葉が流行っており、経営者にデザインの素養を求める社会的風潮もあるので、僕のように一度ビジネスの世界に身を置いた人間が、改めて大学でデザインを学ぶなんてパターンも増えてくるかもしれませんね!!

 

卒業後の様子についてはこちらもどうぞ!!

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